MAKOTO_blog

MAKOTOの起業家支援ブログ

MAKOTOブログ始めました

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初めまして、MAKOTOでベンチャー投資をやっている下里です。

 

ベンチャーのこと、自社のことなど、色々と情報発信をしていこうということになり、ブログを始めました。弊社のメンバー持ち回りで書いていきます。 

多少なりとも読んで頂いた方のお役に立てれば、ということと、私達のことを知って頂いて新しい出会いに繋がれば、なんて考えています。

 

特に、ベンチャーの資金調達や成長に関係する内容を書いていく予定です。

例えば、

・ベンチャーが資金調達をする際に気を付けるべきこと

・ベンチャーキャピタルが何を考えているか

・最近のベンチャーの資金調達の解説

・会社の成長時あるあるとその対策

などなど。

 

第1回の今回は、会社の紹介と私の自己紹介から始めたいと思います。

 

■MAKOTOとは

現在の主要事業を一言で言うと「ベンチャーキャピタル(VC)です。

 

VCという事業は、PE(PrivateEquity)投資の一種で、高い成長性が見込まれる未上場企業に投資し、IPOやM&AによるEXIT時に収益を得る、という収益モデルの投資事業です。

※VCについての詳細は長くなりそうなので別途記事として書くことにして、ここでは詳しく触れないでおきます。 

VCにも色々な種類のプレイヤーがいますが、MAKOTOはシード~アーリーステージのベンチャーに数100万~5,000万円のレンジで投資を行っています。 

特色としては、地方立地(本社が宮城県仙台市)の独立系VCであること、多様な投資手法を持つこと、自治体や地銀と強いリレーションを持つこと、多様なバックボーンを持ったメンバーがいること、等です。

 

▼VCになる前のMAKOTO

しかし、創業直後からVCだったわけではありません。 

2011年に「人が幸せに生きられる社会を作るため、志の起業家を全力支援」というミッションを掲げて創業しました。当初からVCファンドを作る構想はあったのですが、その時点では金も無ければトラックレコードも無い、新設法人なので法人としての活動実績すらないという状況からのスタートで、すぐに投資事業を始めることはできませんでした。

起業家支援をしつつ継続拡大するために、コワーキングスペース運営などの自社事業や、他のベンチャー支援プレイヤーからの受託事業等で生計を立ててきましたが、2015年から少額の自己勘定投資で投資事業をスタートしました。その後、投資事業有限責任組合(ファンド)を設立し、運用中です。

 

 ▼VCとしてのMAKOTO

現時点では、14社への投資が実行済みです。

通常のVC投資だけでなく、投資対象が失敗経験のある起業家のみというコンセプトファンドの運営や、EXITをIPOやM&Aに求めない新しい投資手法の試行など、ベンチャーファイナンス自体のイノベーションにもトライしています。

投資部門は、バックオフィス含めて8名のメンバーがおり、ファンドの運営と大学との連携事業を中心に動いています。メンバーのバックグラウンドは、元ベンチャー企業の社長、金融ベンチャーの要職で上場経験持ち、金融機関出身などなど多様で、投資検討の際やハンズオンに関して喧々諤々議論をしています。

現在、特に下記領域に力を入れています。
① 大学発ベンチャーの事業化案件
特に、大学技術のサービス化。非ものづくり、技術に裏打ちされたサービス系スタートアップ。

② 地方立地を強みとし、大きく成長を狙える案件
レガシー分野のイノベーション系。
地方特有ニーズに立脚する、マーケット総取り系。

③ プロデュースによる案件創出
自然発生的なスタートアップの案件発掘だけでなく、積極的な案件創出。

 

■自己紹介

▼略歴

高校まで広島で育ち、大学進学を機に仙台へ。理系大学院を修了後、仙台のITベンチャーに就職。学生時代に色々な方と主に飲み屋で話す中で、「どうも大企業とか公務員とか堅そうなところでは楽しく働けそうにないな」「ベンチャーでのし上がってやろう」という志向性での選択でした。

新卒ながら結構な役職を任せてもらい頑張りましたが、世の荒波(ベンチャーならではの浮き沈み)で1年経つ前に一斉レイオフがあり、独立系の投資顧問会社に転職。

ユニークな上司にも恵まれ、ストラクチャードファイナンス、アセットファイナンス、不動産事業の実務全般に従事。水族館事業の証券化など、なかなか面白いディールも手掛けることができました。
その最中に世の荒波part2(リーマンショック)が起こり、直接的なダメージはほぼ無かったもののディールの動きが鈍化し、つまらないなーと感じるように。

そのタイミングで以前から色々とお世話になっていた1歳上の社長に誘っていただき再びITベンチャーへ。Webの制作や広告メインの会社でしたが次第にサーバ系にシフトする中で、営業や案件ディレクションに加え、サービス設計や財務・調達、東京進出、新規事業立ち上げなど幅広な業務に携わることができました。

その最中に荒波どころではない東日本大震災が発生。上記の会社に勤務しつつ2011年7月のMAKOTO立ち上げから協力。2013年からフルコミットでjoin。現在は執行役員として、自己勘定投資、ベンチャーファンドの設立・運用、担当先企業のハンズオン支援をやっています。

思い返すと、IT⇒金融⇒IT⇒金融と行ったり来たりしてますね。
1社目のITベンチャー時代に「ベンチャーキャピタル」という存在は知っていましたが、当時は自分がそういう仕事をすることになるとは思いもしなかったです。 

▼ベンチャーキャピタリストとして

私が大事だと考えているキャピタリストとしてのありかたをまとめるとこんな感じです。

・起業家に寄り添い勇気づけること
・生き残らせること
・経営の速度を上げること

そのために必要なアクションを起業家ごとに行っています。

我流でやってきている面が大きいですが、投資先の成長を助けるためには自分自身も成長する必要があるわけで、他のキャピタリストの方々が何を考えて何をやっているかはとても気になっています。

特に影響を受けたキャピタリストは、Y Combinator元代表のPaul Graham氏、Andreessen HorowitzパートナーのBen Horowitz氏です。直接お話ししたわけではないので、書籍やweb上での情報発信を読んで、勝手に感銘を受けているわけですが。

余談ですが、Horowitz氏の著書「HARD THINGS」は超おすすめです。経営者、起業予定の方、ベンチャーで働いている人、投資家、銀行、、、ベンチャーに関連するみなさん、それぞれの受け取り方はあると思いますが、是非ご一読ください。

▼お気軽にご連絡ください。

基本仙台ですが、東京にも結構な頻度で出没しています。資金調達に限らず、ご相談がある方はお気軽にご連絡ください。

 投資チーム宛て:fund@※

 下里宛て:k.shimosato@※ またはFacebook

 ※はmkto.org

メンタリングって言うとちょっと偉そうだなと思ってしまいますが、事業や会社経営に関する壁打ちやブレスト相手としてとか、キャピタリスト志望とかキャリアの話でも、おいしいシングルモルトのお店があるよとか雑談でもwelcomeです。

あとは、このブログに書いてほしい事なんかももしリクエストあれば、ぜひ。

 

以上、MAKOTOブログ第1回、下里でした。

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f:id:K_Shimosato:20180703162020j:plain 下里 健二

1981年広島生まれ、仙台在住。
東北大学理学研究科修士課程卒業後、ITベンチャーに就職。
その後、投資顧問、ITベンチャーを経てMAKOTOにJoin。

現在は主に、ベンチャーへの投資・支援、ファンド運営に従事。

趣味はサーフィン・スノーボード、と言いたいところだが、最近の頻度が低く趣味と言えないのでは、と悩み中。